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吉原神社の御祭神は、稲荷神である「倉稲魂命（うかのみたまのみこと）」と吉原弁財天である「市杵嶋姫命（いちきしまひめのみこと）」で、開運、商売繁昌、技芸上達などにご利益があると言われています。1655年の明暦の大火の後、遊郭が吉原に移り「新吉原遊郭」が作られました。ここには、もともと玄徳（よしとく）稲荷社が祀られていましたが、遊廓の四隅に祀られていた榎本稲荷社、明石稲荷社、開運稲荷社、九郎助稲荷社とともに、1872年（明治5年）に合祀され、「吉原神社」として創建されたそうです。

新吉原遊郭400年の歴史を見守る歴史とともに女性の幸せを見守ってきた神社であり、遊郭の鎮守の神として信仰されていました。当時この辺りには池が点在していて、その中の一つが「弁天池」の名で呼ばれていました。大正12年の関東大震災では、遊郭に閉じ込められた多くの人々がこの池に逃れ、約500人の女性たちが溺死したという悲惨な出来事が起こりました。昭和10年には吉原弁財天も祀られ、吉原の花魁（おいらん）が参拝したことが記録されているそうです。
大正15年に造られた観音像や弁天祠には、現在もなお、お供え物やお線香が絶えることはないそうです。

吉原神社は、スピリチュアル・カウンセラーである江原啓之さんがテレビ番組の中で「パワースポット」だと紹介していたことから、有名になった神社です。とくに、女性の悩みにご利益があるということで、参拝する女性が後を絶ちません。吉原神社は、「原弁財天観音像」「新吉原花園池跡」「吉原弁財天の追悼祈念碑」など、いろいろな名称で呼ばれていて、浅草七福神の「弁財天」としてもよく知られています。

最近では、2012年5月19日に、吉原神社の神輿である宮神輿が鳥居の外に出て氏子町内を練り歩く宮出しが、1872年（明治5年）の神社創建以来、初めて行われたことがニュースにもなりました。吉原神社が主導となり、氏子町内会が協力する形で「吉原神社例大祭」が執り行われ、活気を取り戻した吉原神社は、東京スカイツリーの開業とともに、さらに参拝客でにぎわいそうです。吉原神社は千束稲荷神社の兼務社で、同じ宮司さんが管理されています。千束稲荷神社か吉原神社で、両方の神社の御朱印を頂く事ができ、吉原神社では浅草七福神の弁財天の御朱印も頂けるようです。
ご利益としては開運、縁結び、商売繁昌、開運、商売繁昌、技芸上達です。
吉原神社のご祭神は、 稲荷神である倉稲魂命（うかのみたまのみこと）は、穀物の神としてだけでなく、農耕の神、商工業の神としても信仰されています。弁天様である市杵嶋姫命（いちきしまひめのみこと）は、 開運、商売繁昌、技芸上達や芸術的センスを身につけ、才能を開花させることにもご利益があると言われています。また、伝説や逸話に富んでいて、江戸の小噺集などにも取り上げられていた吉原神社は、遊郭の守護をしていたことから縁結びにもご利益があると言われています。そんな吉原の歴史から、幸せを祈る女性たちが後を絶たず、今もなおパワースポットとして人気を博しています。

弁財天は、七福神の中の紅一点で、琵琶を弾く妖艷な姿で知られています。弁財天のルーツは、ヒンドゥー教の女神であるサラスヴァティーという川の女神で、悪声を美声に変えてしまう力があると信じられていて、そこから言葉を司る女神ヴァーチェと同一視されるようになりました。音楽、福徳、学芸、戦勝の神など幅広い力を持つ神として信仰されるようになり、日本で財宝の神としての意味も付加され、「弁才天」から「弁財天」と表すようになりました。
もともと、七福神にはもう一人の女神「吉祥天」がいたのですが、吉祥天の夫である「毘沙門天」を好きになり、七福神の中から吉祥天を追い出してしまったという言い伝えから、嫉妬深い神様としても伝えられています。「大黒天」 浅草寺、「恵比須」、浅草神社、「毘沙門天」待乳山聖天本龍院、「福禄寿」今戸神社、「布袋尊」橋場不動院、「寿老神」石浜神社、「寿老神」鷲神社、「弁財天」吉原神社、「福禄寿」矢先稲荷神社の九社寺が浅草七福神です。

新春に、「福笹」「福絵馬」を授与しています。
1月1日〜1月7日（開堂9:00〜閉16:00）
御朱印用台紙・色紙が200円、集印帳（朱印帳）は300円